残酷歌劇 ライチ☆光クラブ 感想2

    今頃感想書けました。
    基本的に、倫也君とゼラ様のことしか書いてません。

    うん。『東京ゲゲゲイ』さんのダンスがとても良かったとか、ポールダンサーさんの声が美しかったとか、役者さんのダンスもみんなキレッキレだったとか、兎丸先生の作品が展示されてた画廊に行って、サインしてもらって残酷歌劇の感想をお伝えできたとか、色々書きたいことはあったけど、そこまで入れられませんでした。

    余力があったらまた書きます。




    ☆中村倫也くんの声をひたすら褒め称えてみる実験的感想文


    映像だとよく分からなくなるんだけど、舞台だと倫也君の声質の素晴らしさが実感できる。

    TVや映画だと、画面やスクリーンの表層で音が一旦平板化されて、音響や役者の声はTVや劇場の状況によって大きくなったり小さくなったりする。

    でも劇場は役者と客の間には物理的な空間があって、同じ舞台に立ってても、声を張り上げてても、下手な役者だと台詞が聞きとりにくいし、逆に上手い役者だとストレスなく聞き取れる。

    倫也君の声は凄くいい周波数をもっているというか、声の波形が良いというか。
    役者と客の間にある空間での声の伝わり方がとてもよくて、私の胸あたりにダイレクトに、彼の声が飛んでくる感覚がある。

    劇場の客席に座ってる私の体を集音機のようなものだと仮定しましょう。
    低音美声の役者の声だと、大体私の下腹あたりに声がくるんですよ。なので、

    (こ、腰があ〜〜。座ってるのに腰が抜けるうう〜〜)

    ってなりがちです。

    倫也君の声は高めだけど高過ぎるわけでもなく、私の胸のあたりにすこんと飛んできます。
    なので、

    (し、心臓があああ〜〜〜。息の根が止まるううう〜〜〜)


    ってなるわけなんですよ。

    冒頭のゼラの声は貴族的で、芝居がかっていて。
    なんというか凄く美形悪役声だなあと。


    私がビジュアル的にも一番好きなシーンは、ライチの完成を目前にして、ゼラが拡声器片手に演説するシーンね。

    黒い髪。白い肌。紅い唇。赤い拡声器。
    漆黒の闇に映える朱い色。

    色合い的にも凄く良かったけど、昂揚した声で演説するゼラ様の声がやっぱり素敵なわけですよ。

    あんな声でアジられたら、そりゃあ陶酔しちゃうよなあ。ていうか私は酒も飲んでないのにうっとりと酩酊してた。
    あの一瞬で闇堕ちしかけた。
    むしろ闇に墜とされたい。
    あの声に殺されたい。


    でもそこが帝王ゼラの最高潮で、あとはどんどん仲間の裏切りに怯えて没落していくのね。
    大人ぶって賢しらぶってたゼラの仮面が剥がれていって、徐々に常川本来の幼稚さが顔を出す。


    まあそういうわけで、ゼラがカノンに向かって

    「もう寝たふりやめなよおっ!!」

    って叫ぶシーンがとても良かったのですよ。

    「やめろよ」だと命令になるけど。
    「やめなよ」だと懇願になる。

    要するにゼラは攫ってきた少女に対して、懇願することは出来ても、命令することなんかできやしなかったのよ。

    取り繕ったクールさが、熱気と湿気でグズグズに溶けて、ゼラチンみたいに崩れていく。
    欲しいおもちゃが手に入らなくて、地団駄踏んでる子どもみたいだ。

    とても傲慢で不器用で、そしてとても可哀想な子ども。

    グランギニョルの終焉に向かって、ゼラの声はどんどん甲高さを増していく。

    ジャイボの残骸を眼にして叫ぶ
    「ばか!」も。
    あれは正しく「バカ」でも「馬鹿」でもない、ひらがなの「ばか」であった。

    ゼラの最期の方のアヒャヒャ笑いとかもうすっごかったよね。
    血糊顔面にぶっかけられるわ、多量の水攻めにあうわ、腕はもげるわ。
    でもあの状況でも、ゼラは歌声も乱れないし、声も枯れないし割れないし、セリフも凄く明瞭だった。

    (倫也くん、声帯つええな、おい)

    って感心したし、ああ本当にこの人は正しくゼラだなあって思った。


    あと順番が前後しますけど。
    ゼラがジャイボにご奉仕されてるシーンの

    「もっと、もっと!」

    エロすぎた。

    クリスマスイブに生で見た時は

    「ひぎゃあおえ」

    とか変な声が出そうになったし。
    千秋楽を日本橋TOHOライブビューイングで見た時は、ゼラ様の真っ白な肌とかニップルとか、いろいろとよくアップで見えすぎて、

    頭ぱっかーん

    ってなりそうだった。
    ふー、あぶねえあぶねえ。あやうくシャレオツ日本橋の映画館の座席を、私の脳漿で穢してしまうところだった。

    (ちょ、ちょっと待って。本編にあんなシーンあったっけ?)
    と、家に帰ってから漫画で確認したけど、『ライチ☆光クラブ』の方じゃなくて、その前日譚『ぼくらの☆ひかりクラブ』上巻の方からとられてたシーンだった。お前ら小学生の分際であんなイケナイ遊びを覚えてたのかよ。

    それにしたってさ! 

    あんなに漫画版エロくなかったじゃん。
    残酷歌劇の方が漫画比約10倍はエロくなってたじゃん。
    こんなの絶対おかしいよ!
    どれだけ・・・どれだけ河原氏は倫也君をエロくしたら気が済むのですか。

    「どお? おれの倫也、エロいだろ?」

    ってドヤ顔で笑ってるまちゃぴこ氏の顔が私の脳裏に! 浮かんだんだんですけど! そんな私の妄想力も大概どうかしてるのは分かってるんですけど! どう責任を取っていただけるんですか!!

    ほんとうにありがとうございました!!(敬礼☆)

    多分河原さんはきっと

    (ほーら、倫也をエロくしちゃうよー。ほーらほら。やっちゃうよー。へっへっへっ)

    くらいのことは考えてましたね(確信)。これから河原氏のことは敬意を込めて「エロ男爵」って呼ぶことにします。心の中で。

    まあ、要するに芸術家にはインスピレーションを与えてくれるミューズが必要で、多分倫也君は河原さんのミューズなんだと思ったわ。

    でなきゃあんなに倫也君がエロエロにされてた理由が説明できねーよ。


    きっとあれは、昭和の時代に、寺山修司氏や三島由紀夫氏のような作家が競い合うようにして、美輪明宏氏に戯曲を捧げて舞台で演じさせていたようなものですよ。美輪氏の美貌と才能に、作家たちが想像力をかき立てられてたわけですよ。

    そういうわけでまとまりませんが、倫也君はやっぱり舞台の人だし、凄く舞台映えする人だなあと改めて思いました。

    DVDが楽しみです。

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