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    『不帰(かえらず)の初恋、海老名SA』感想1(全体編)

    『不帰(かえらず)の初恋、海老名SA』
    脚本•演出:坂元裕二
    9月28日(金) 14時〜  酒井若菜 × 高橋一生
    DDD AOYAMA CROSS THEATE(渋谷・表参道)
    上演時間約90分 休憩なし



    まずは全体感想編です。
    役者さん感想は後日別記事で






    整理券順に入場。入場後座席は自由だったわけなんですが。
    私の整理券は50番台だったのに、1〜50番までの人がおらず、50番の人から入場だったため、最前列の席に着けました。はははは。一生君と若菜ちゃんをガン見しまくってきたぜ。
    50番までは関係者用だったんだろうか? 一体どういう発券システムだったのかが謎すぎる。
    収容人数は150人前後って感じの小劇場(?)でした。入りは8、9割。平日マチネにしてはまあまあだったのではないかと。役者二人の朗読劇にはちょうどいい大きさの劇場だったと思います。



    私、坂元先生のドラマを見たことがありません。前記事で書いたけど、私にとって坂元先生は、【TMNの作詞をしていた人】です。
    トレンディドラマ全盛だった頃は、(そんな流行りモノ、意地でも見るか!)って意気がってた時期だったし(というかあの頃は殆どテレビは見ずに、小説とマンガばかり読んでた)。
    最近の坂元先生の話題作は、そのテーマが私的に重すぎて、評判の良さは聞いていたものの、どうにも見る気力がわいてませんでした。
    そういえば私、朗読劇を見るのも初めてだったわ。

    舞台上には左右に長椅子。客席から見て左手が一生君、右手が若菜ちゃんでした。
    お互いに自分の部屋にいるというシチュエーションで、昔の手紙と現在のメールを互いに読みあっていく形でストーリーは進みます。基本的には座ったままですが、後半は立ち上がったり、後ろ向きに座ったりと、展開にあわせて微妙に動きがでてきました。

    初恋の男女が、過去と現在を確認する話なのかと思っていたら、後半思いがけずロードムービーになって、
    (あんたとあんたが逃避行するんかい)みたいな、アクロバティックで意外な展開になるのが面白かったです。
    二人の役者が脚本を読みあってるだけなのに、映像がどかどか私の頭の中に浮かんできたので、
    (ああやっぱり坂元先生は優秀なTV脚本家なんだなあ)と思いました。

    これが演劇畑どっぷりの作家さんだと、言葉は綺麗なんだけど、詩的な表現と言葉の響きを重視しているせいか、そこで起きていることが頭の中で像を結ばないってことも割とあるんだけど(つまり何の話なのかが分からない)。それはそれで演劇表現の一形態なので、悪いと言っているわけではないのですが。 
    坂元先生はやっぱり才能のあるストーリーテラーですね。話の面白さと、言葉の美しさが両立してました。

    これは役者が向き合っての【会話劇】ではない。
    二人は別々の場所にいて、手紙やメールのように【既に書かれた文章】を読んでいる。
    反射的で短い【話し言葉】じゃなく、時間をかけて考えて書いた長めの文章を互いに読み合っている。
    だから状況説明が説明的にならず、論理的で知的で、少し古めかしい感じのする詩的な言葉を使っていても、違和感がない。
    【朗読劇】に付き纏う違和感を払拭するための操作を、さらっとやってらっしゃいましたね。

    「思春期の頃に好きだったモノは、その後を決定づける」

    みたいな台詞があって、ああ本当にその通りだなあと思いました。
    そういうわけで、私の思春期の暗黒面とTM Networkは分ち難く結びついていて、その後TKがいくらあっちゃーなことをやらかそうとも、嫌いにはなれないのです。あの頃先生が神憑っていたことも、その音楽が大好きだったことも、彼らの存在に救われていたことも、それが今の私を形成していることも事実で。
    そのことを否定したくもされたくもないのです。

    思春期に、誰かを何かを好きになるというのは、抜けない棘を皮膚の下に埋め込まれるようなものだ。
    刺さった直後に感じた痛みも熱も、今はもう遠いものになってしまったけれど。
    時が過ぎて、既に自分の血肉と化したかつての異物は、時折微かな疼きを伴って、その存在を主張する。
    消えない、見えない、でも感じる、どこかに埋まったままの、棘。

    アキちゃんとタマノくんは、互いにそういう存在だったんだろうなと思う。

    そういうわけで、坂元先生作詞の曲だと 【Jean Was Lonely】と【あの夏を忘れない】が好きなんですが、頭の中で再生したら、歌詞をほぼ完全に覚えていました。わあ思春期の記憶力すげー。今は殆ど新しいことが覚えられないのに。
    そして頭の中での自動再生も止まらなくなった。
    もうこの2曲がこの朗読劇のイメージソングってことでいいや。歌詞内容もかなり合ってるし。



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    Comment
    Re: >ナミさん
    いらっしゃいませ。
    ナミさんのtwitterの感想も、うんうんとうなずきながら読ませていただいておりました。

    マチネの時は、30分くらい前に劇場の人が、
    「それでは順番にご入場いただきます。整理番号1番から50番までの方〜」
    と言ったんですが、何故か誰も来なくて。急遽50番からの入場に。50番の人が「え? 私が最初?」って凄い戸惑ってらっしゃった様子でした。
    ソワレもそうなら、もともと50番までの番号は発券されてなかったんでしょうか。謎です。

    坂元先生と言えば99%の人はドラマ脚本家でしょう。私がオタクの中でもさらにマイノリティなだけなのです。
    坂元先生はデビューが早かったのに、長く残ってらっしゃって、しかも進化しているのが凄いですね。台詞が全然古びてなくてびっくりしました。
    twitterからお邪魔します、私はソワレに観劇しました。私も80番台だったのに実際は30番位?に入場出来、二列目中心ブロックに座る事が出来ました。ソワレは最終的には30分前過ぎに番号順に並び替えていたのですがマチネはそれはなかったんですか?
    ちょっと手際の悪い感じだったので並ばせるのがうまくいかなかったのかもしれないですね。

    坂本先生のストーリーが頭の中にどんどん入ってきて情景が浮かぶとはこういうことか、という感覚を覚えました。
    私は坂本先生と言えばドラマ脚本家!という印象なのですが(ちなみにミサキアキさんは某ドラマで登場します)作詞もされていたんですね。言葉選びがとても綺麗で、心にすうっと訴えかけるような内容がとても良かったです。
    私が印象に残っている言葉は通り過ぎる暴力、でしょうか。

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