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    【SHERLOCK】 S1-Ep.3 『大いなるゲーム』感想

    1話も全部好きですが、3話もそれと並ぶか、それ以上に大好きです。(2話は普通に好き)。

    ミステリ映画が3、4本作れそうなくらいの大量のネタを、惜しみなくこの90分に詰め込んでる。
    展開は無駄なくスピーディーで、なおかつ優雅。

    連続爆弾魔とのやり取りは、なんだかクイズ番組みたい(特に美術館での謎解きシーン)。
    犯人とのゲームを楽しんでいるみたいなシャーロックに対して。
    「人の命がかかってるのに」とジョンが咎める。
    「僕はヒーローじゃないし、そんなものになる気もない」
    と答えるシャーロック。

    実際これまでのシャーロックにとっては、生者も死者も物証もデータも、同列扱いで。
    全ては彼の頭の中にあるチェスボードの上で動かすための、駒でしかなかったんだろうけど。

    ジョンという不確定要素との出会いで、少しずつシャーロックも変化していって。
    その変化がとても明確に表現されている、あのプールのシーンはとっても好き。
    あそこだけ20回は見直したね(←オタク気質大全開)
    ミステリとしても探偵ものとしてもすごく面白いんだけど、やっぱり探偵と相棒の関係性の描き方が凄く好みだ。
    両者の関係は対等で、相補的。互いに欠けているものを、互いに補い合ってる。そういう関係。
    ただのブロマンスじゃないんだからね! いやそういう風に見えることは否定しないけど、それだけじゃないんだからねっ!
    なんかあまりにも、雑誌とかで【腐女子御用達】みたいな紹介のされ方をしてるんで、それは違うと言っておきたい。

    あと、ゲイティス氏の脚本は、台詞まわしに色気があって、・・・こう、いいよね。
    ここには退廃的な美意識がある。知的に高すぎる人間だけが感じざるを得ない、気怠さと、退屈。


    Bomber: I like to watch you dance.
        「君が踊るのを見るのが好きなんだ」


    なんかやらしーっ。エロいっ! 

    そして私はどうしてこうも、無駄に細かいところに反応してしまうのか(答え:タチの悪いヲタクだから)


    では以下、これまでと同じく特にお気に入りのシーン。当たり前のようにネタバレしてます。
    英語台詞があるところは、これまでの感想と以下同文。






    冒頭。退屈すぎて、部屋の中で銃をぶっ放す不穏なシャーロックさん。
    「何やってるんだ!」
    と当然ジョンに銃を取り上げられますが、シャーロックはジョンが帰ってきたのを分かった上で発砲しているので、
    【怒られる→手から銃を奪われる】
    という一連の動きをやってもらいたいたかったとしか思えません。
    いったいどこまでこの人はかまってちゃんなのでしょうか。
    ジョンが帰ってくるのを待ってたくせに、帰ってきたらいきなり八つ当たりだし。


    SH: All that matters to me is the work. Without that my brain rots. Put that in your blog. Or better still, stop inflicting your opinions on the world.
    「僕に取って重要なのは仕事だけ。仕事がなくては、脳がだめになってしまう。ブログにそう書いておけ。でなければ、君の意見を世界に垂れ流すなんてやめることだな」




    長い身体を丸めて、ソファにふて寝するシャーロックは妙にかわいかったけど。
    でも、部屋は散らかされるわ、生首見ちゃうわ、帰ってきたとたんに罵倒されるわじゃ、そりゃ温厚なジョンだって頭にくるよね。
    で、ジョンがあきれて出ていこうとすると、
    「どこへ行く?」
    って、意外そうに聞くシャーロックが、もうね。
    あれで内心(またやってしまった・・・)とか思って、出て行くジョンを窓から見送ってたのかしら・・・。
    ご主人様のお帰りを待つペットみたい。


    <第1の爆弾事件後>

    SH :Lestrade. I've been summoned. Are you coming?
       「レストレードから呼ばれた。来るかい?」

    JW :If you want me to.
       「君が望むなら」

    SW: Of course. I'd be lost without my blogger.
       「もちろん。僕専属のブロガーを失うのは困る」



    言い過ぎたことを反省したのか、今度はまた盛大にデレてるよ、探偵。
    んー。やっぱりここも直訳の方がいいよねえ。
    吹き替えだとジョンが「行ってもいいのかい?」って言ってるけど、それだとジョンがシャーロックの顔色伺ってるみたいじゃない。
    あ・く・ま・で、二人の関係は対等でお願いしますっ!
    あと聖典には、「僕の伝記作家を失うわけにはいかない」みたいな台詞があったよ。確か【ボスニアの醜聞】。聖典の最先端ぷりパネえな。


    <ラボにて>
    SH: The bomber’s too smart for that. Pass me my phone.
      「利口な犯人だからな。携帯取って」

    JW: Where is it? 「どこだ?」

    SH: Jacket. 「上着」



    で、自分の胸ポケットのケータイを、ジョンに取らせてたんですけど。
    あんたは女王様か!
    シャーロック、どんだけコミュニケーション不器用なのよ。
    そんな言い方しなくても、
    "John, come here, please"「ジョン、ちょっとこっちに来てくれないか」って言えばいいだけの話なのに。
    この人、スキンシップの仕方も、根本的に間違えてるよね。あんまり、ハグとかキスとか、したこともされたこともなかったんだろうな。
    むしろ、「僕の体に気安く触るな」とか、けんもほろろに平然と言ってそうだもんな。
    で、ジョンにはその許可を与えたわけだ。ふーん(ニヤニヤ)


    <初対面の男になんてことを>

    Jim:   Hi. So you're Sherlock Holmes. Molly's told me all about you. Are you on one of your cases?
     「やあ、そう、君がシャーロック・ホームズ。モリーから君の事は全部聞いたよ。捜査の最中かい?」

    Molly:  Jim works in IT upstairs. That's how we met. Office romance.
     「ジムは上の階のIT部門で働いていて、そこで出会ったの。社内恋愛」

    SH:   Gay. 「ゲイ」

    Molly:  Sorry, what?「何て言ったの?」

    SH:   Nothing. Hey.「何でもない。Hey」

    <ジムがゲイである証拠を滔々と並べたてた後>

    SH:  That plus the extremely suggestive fact that he just left his number under this dish here and I'd say you better break it off now and save yourself the pain.
    「それに加え、明らかに疑わしい事実として、彼はこのトレイの下に、電話番号を置いていった。今別れた方が、傷つかずにすむ」

    <怒って出て行くモリー>
     

    JW:  Charming. Well done. 
      「鮮やかなものだな」

    SH:  Just saving her time. Isn't that kinder?
      「彼女の時間を浪費せずにすんだんだ。親切だろう?」

    JW:  Kinder? No. No, Sherlock. That wasn't kind.
      「親切? いや、シャーロック、あれは親切とは言わない」



    シャーロックは、怒って出てったモリーを見て、
    (なんで?)
    って不思議がってる子どもみたいに、あどけない顔してたねえ。

    この人本当に、何で自分の発言が毎度毎度人を怒らせてしまうのか、理由が全く分かってないんだな。
    シャーロックは、彼なりにモリーのことは気に入ってて(ハムスターとかの小動物を愛でるレベルでw)。
    心からの親切でモリーに【本当のこと】を伝えたつもりだったんだと思うよ。あれでも。
    (時間は有限だから、つまらないことでムダにしてはいけない)っていう、理系男子の超合理的判断だよね。うん。確かに間違ってはいない。
    彼的には、(何で怒るんだ。本当の事を言ったのに)ていう気持ちなんだろうなあ。
    はたして、彼が、

    【女に本当のことなんか言っちゃダメだ】

    という、全世界共通の真理に気づく日は来るのでしょうか?
    来ないだろうな。
    いいよ、来なくて。
    何故って、そっちの方が面白いから。

    その後ジョンには、
    「君の意見が聞きたい」
    ってまた盛大にデレてるし。
    「人の意見は参考になるんだ。本当だ」
    って、今まで人の話なんか馬鹿にしくさって聞いてなかったくせになー。



    <最後の人質は、ジョンでした>

    いやー、ここ最初は私もだまされちゃった。
    ええええ? ジョンが黒幕ーーーー?!
    って。
    実際の黒幕は、IT部門のジム=モリアーティで、彼に爆弾巻かれて、操り人形にされてた訳なんですが。

    シャーロック、めっちゃ動揺してる。めっちゃ狼狽してる。
    ただでさえ白い顔が、さらに青ざめてる感じさえする。
    ジョンのことで狼狽して、それを必死で押さえようとしてるシャーロックの表情が・・・・何度見返してしまったことか。

    それまでの事件では、シャーロックは人質のことよりも、犯人との推理合戦に興じているように見えてたのに。
    ジョンが人質になったら、すんごい取り乱してるって、

    それって、シャーロックにとってジョンがそれだけスペシャルな存在ってことよね!

    というか、シャーロックはジョンに自分の推理を褒めてもらいたがってる割には、秘密主義的なところがあるのよね。
    1話でも、一人で勝手に犯人のところに行っちゃうし。
    2話でも、犯人と格闘して半死半生の目にあっても黙ってるし。
    3話でも、モリアーティとの対決に行くことをジョンには言わなかったし。
    視野狭窄で個人主義だから、そこまで気が回らなかったのかもしれないけど。
    ストーリーが進めば進むほど、本気でまずい場面にはジョンを巻き込みたくない、っていう気持ちも、ちょっとは出てきてるのかもしれないですなあ。
    なのに彼の唯一のウイークポイントのジョンが人質にされてしまったんだから、そりゃらしくなく取り乱しちゃうよね。

    Moriarty:  Although. I have loved this.  Playing Jim from IT. Playing gay. Did you like the little touch with the underwear?
    「でも、楽しかったよ。IT部門のジムを演じるのも。ゲイを演じるのも。下着のチラ見せ具合はお気に召したんじゃないか?」



    いや、別にゲイの振りなんかせんでも、普通にあんたはゲイに見えるだろ。
    っていうかゲイだろ。
    モリアーティのお取り巻きは、みんな長身で細面で色白の、タイトなスーツに身を包んだイケメンで揃えてるんだろー! そうに決まっている!!
    絶対これって、モリアーティのシャーロックに対する歪んだ愛が起こさせた事件よね。
    孤高の天才だと思っていたシャーロックが、いつの間にかテディベアみたいなかわいい系の男とどうせい同居なんか始めちゃったから、ジェラシったんでしょ。分かってるわ!!
    だからなんだかこの絵面が、ゲイの三角関係のもつれみたいに見えるのよ、絶対そうよ!


    <ジョン、後ろからモリアーティを羽交い締めにし>
    ジョン:   「シャーロック、逃げろ!」

    モリアーティ:「いいねえ、実にいい!」



    ジムさん、なんでそんなに嬉しそうなの?


    Moriarty: If you don't stop prying… I'll burn you. I'll burn the heart out of you.
    「邪魔をやめなきゃ・・・火あぶりだ。キミの心臓(heart)を焼尽くす」

    Sherlock: I have been reliably informed that I don't have one.
    「信頼できる情報によれば、僕には心(heart)がないそうだ」

    Moriarty: But we both know that's not quite true.
    「だがボクらはお互い、それは違うってことを知ってるだろう」



    なんだこのモリアーティの、「僕は君のことは何でも分かってるよ」発言。
    あとやっぱりシャーロックは、人から(主にジョンから)「心がない」と指弾されるたびに、彼なりに傷ついてはいたんだろうね。「信頼できる情報」っていうのは、ジョンのことを言ってるんだろうし。
    感情がない訳じゃない。認識が人と少し違うだけなんだけどね。

    このシャーロックとモリアーティの会話での、[HEART] のダブルミーニング(心臓・こころ)で、
    (シャーロックって、【オズの魔法使い】に出てくる、【ブリキの木こり】みたいだなあ)って思った。
    [HEART]が欲しくて冒険に出かけるブリキの木こり。
    それじゃあジョンは、【臆病なライオン】かしら。本当は強いのに、その牙を隠してる。


    <敵去りし後>


    SH: (急いでジョンの爆弾をはぎ取り)
       Alright? Are you all right?! 
       「無事か、大丈夫か?!」

    JW: Yeah, I'm fine. Sherlock - Sherlock! Are you okay?
       「ああ、平気。シャーロック…シャーロック! 大丈夫か?」

    SH: Me? Yeah. Fine. Fine.
       「僕? ああ大丈夫、大丈夫だ」
        That, ah - thing that you did. That you, um, you offered to do. That was, uh, good.
        「さっき、僕のために、君がその…してくれようとしたこと…すごい」



    ここで、爆弾を剥ぎ取るために、ジョンの前でひざまずくシャーロックの姿と、途切れ途切れにジョンにお礼を言うシーンの表情が凄く良くて、何度リピートしてしまったことか。
    シャーロックって、理屈ならなんでも説明できるのに、感情に言葉を当てはめるのは本当にヘタね。
    こういう時は、「うれしい」とか、「ありがとう」って言うのよ。

    JW: I'm glad no one saw that.
       「誰も見てなくて良かった。」

    SH: Hm? 「ん?」

    JW: You ripping my clothes off in a darkened swimming pool. People might talk.
       「君が真っ暗なプールで、僕の服を脱がしているところを見られたら、噂になってしまう」

    SH: They do little else.
       「人はそんなこと気にしないだろう」



    なんだこの会話wwwwwwww
    おまえら公然といちゃつきすぎだーーーー!
    こんなこと言うから、全世界中(の主に女子の間)で話題沸騰になっちゃったじゃないかっ!!


    んー。でもこれって、ジョンの気遣いよね。
    ジョンを人質にされたことで、もの凄く動揺して、銃を持つ手が震えてるようなシャーロックの緊張をほぐすために、ジョークを飛ばしたんでしょ。
    なんでそれがゲイネタなんだよ、ということは、まあここではいい。きっとブリティッシュジョークってやつなんだろう。いやよく知らんけど。実際これで、シャーロックの表情も和らいだことだし。
    ジョンて本当にいい男だなあ。結婚してほしいけど、シャーロックにはジョンしかいないのに奪っちゃかわいそうだから、二人で幸せになってください(おい)。

    しかし、こんなこと言うから。

    「悪いね、僕って気まぐれなんだ」

    ほらあーーーー。ジェラシったモリアーティが戻ってきちゃったじゃないか!

    で、ここで終わりって、とんでもない引きだな。
    あーもう待ちましたよ。1年くらい。やっと続きが見られるよ。

    シリーズ2に続く。


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