【SHERLOCK】 S1-Ep.2 『死を呼ぶ暗号』感想

    2話感想も1話同様に、特に好きなシーンのセリフと感想を書くことにします。
    英語セリフも書いてある場合の和訳は相変わらず、私の趣味で逐語的に恣意的に訳してると思ってください。
    英語がないときはだいたい吹き替え版の台詞です。

    引用元は、1話感想を参照してください。







    Friends or Lovers


    <シャーロックの同窓生、セバスチャンとの再会場面>

    SH: This is my friend John Watson.
      「こちらは僕の友人、ジョン・ワトソン」

    SEB: ‘Friend’?  『友人』?

    JW: Colleague. 「同僚です」



    セバスチャンは、(こいつに友人なんか出来るわけがない)と思ってるから「友人?」って聞き返してて。
    シャーロックは、(僕にだって友達できたぞ! えへん!)くらいの勢いだったのよね。無表情だから分かりにくいけど。
    やーん。ジョン、そこは気を使ってあげてー。「友人ではなく同僚だ」って否定されて、シャーロックがなんか(僕たち友達じゃないの?)みたいな顔してるからー。分かりにくいけど、あれはそういう表情だよ多分。


    SEB:  He could look at you and tell your whole life story.
    「彼は君を見た途端に、人生を当てたんじゃないか?」

    JW:  Yes, I’ve seen him do it. 「ええ、やられました」

    SEB : Put the wind up everybody. We hated him. You’d come to breakfast in the formal hall and this freak - he would know who you’d been shagging the previous night.
    「みんなの間に波風を立てるんだ。 誰もが彼を嫌っていた。朝の食堂でこの変人は、「昨日の晩セックスしたろ」なんて言うんだからな」

    SH: I simply observed. 「観察しただけだ」



    この全く心温まらない旧交ときたらw
    英国のインテリ男の会話は、こういう皮肉と嫌みがデフォルトなんだろうか。やだこわーい。
    セバスチャンもシャーロックにはいろいろやられてて、こういう形で意趣返しに走ってるのかもね。よりにもよってジョンの前でw
    シャーロック、無表情のまま、地味に傷ついた表情してるしーー。

    シャーロックはやっぱり、ジョンが目の前に現われるまで【友達いない歴=年齢】だったんだろうな。髑髏を「僕の友人」って言ってたの、多分あれ冗談でも比喩でもなんでもないよ。
    シャーロックが一人で髑髏に向かって、友達を作るとき用の、カッコいいウインクの練習とかしてたりしたらどうしよう!(1話参照)。
    ・・・なんだか不憫すぎて抱きしめたくなるな。ええワタクシ不憫萌えですから。
    恋人以前に友達作りの段階で蹴躓いてるのに、ジョンといるとたいていカップルだと思われるのはなんででしょうね(微笑)。


    <消えた暗号>

    JW「さっきまで暗号あったのに」

    シャーロック、ジョンの頭を両手でがしっとつかみ、なぜかそのままくるくると回り始める。

    JW「痛いよ、やめろよ」
    SH「思い出せ。人間の視覚的記憶の保持率は平均62%だ」
    JW「大丈夫だ。思い出せるよ。」
    SH「ほんとうか?」
    JW「ほんとうだよ。・・・写真を撮ってある」



    こんなことをするから、変な誤解を招くんだと思う。わけが分かりません。そんな変な動きをしたら、かえって記憶がおかしくならないか?
    それにしても、ジョンて出来がいい子よね。
    凡百の探偵ものだと、こういう時に助手はミスるものだけど、ジョンは有能ね。探偵の足を引っ張らないんだから。
    むしろ、シャーロックの方が集中過多な分、変なミスするよね。
    ここでストレスフルな展開にしないのが、このドラマのいいところだ。

    それはそうと、よしながふみさんの
    西洋骨董洋菓子店 (2) (ウィングス・コミックス)で、魔性のゲイと、頭の弱い美形が手を取り合って雨の中をくるくる回るシーンがあるんだけど。それがあまりにも面白かったんで、それ以来よしなが作品は全部読んでいるくらいなんだけど。
    人気のない場所で、男同士がくるくる回るシーンて、更なる元ネタがあったりするの? ブロマンスってこうなんですか? 分かりません!!



    <推理に煮詰まる探偵と、その隙をついてちゃっかり女に手を出している助手>

    SH: I need to get some air to the brain. We’re going out tonight.
      「脳に新鮮な空気を送る必要がある。今夜は出かけよう」

    JW: Actually - I’ve got a date.
      「いやあ、僕はデートだ」

    SH: What? 「何?」

    JW: It’s where two people who like each other go out and have fun.
      「好き合ってる二人が一緒に出かけて楽しむ事さ」

    SH: That’s what I was suggesting.
      「僕が提案したのと同じだ」

    JW: No it wasn’t. At least I hope not...
      「いや、それは違う。少なくとも僕は望んでいない・・・」



    ・・・シャーロック? あなた真顔で一体何を言ってるの?


    なんかここは色々と(腐視点以外でも)引っかかったんで、英英辞典でfriend の定義を調べてみたんだが。

    friend
    1.person you like
     someone who you know and like very much and enjoy spending time with
    【好きな人。知り合いで、とても好きで、共に時間を楽しく過ごせる人】


    あーーー。
    シャーロックが、物事を字義通りにしか解釈できない人なんだと仮定すると、こういうやり取りになっちゃうのは凄く良く分かるんだよね。
    同じ「好き」でも、シャーロックは、LikeとLoveの区別がついてないのかも。
    ここでのシャーロックの思考回路を推測してみた。

    前提1、「僕とジョンは友人である」
    前提2、「【友人】の定義とは、【好き合っていて、共に時間を楽しく過ごせる人】である」
    前提3、「【デート】の定義は、【好きな人と出かけて楽しむ事】である」
    結論: 「故に、僕とジョンが出かける事は【デート】である」


    こ、こうか? こうなのか?



    SH「どこへ行く?」
    JW「ああ、映画」
    SH「なんてありきたりなんだ。ここにしろよ」
    シャーロック、ジョンにサーカスの案内を渡す。
    JW「君にデートの相談をしようなんて思わないよ」

    Sarah「サーカスなんて久しぶり」
    JW  「ああ、友達に勧められてね」

    受付「3枚予約を承ってますが」
    JW「予約は2枚のはずなのに」
    SH「あとから僕の分も一枚追加した・・・シャーロックです」



    シャーロックっ!! 何超絶カッコ良く登場してるのよ。
    爆笑した。もうお腹抱えて笑った。
    何これ面白い。
    こんなあからさまな妨害工作する人、初めて見た。

    普通の人間だったら、こういうことは【隠れてやるのに】。
    シャーロックには、そんなこと思いもつかないのね。


    SH: I just need to have a little look round the place...
      「僕は中を見てくる」

    JW: Fine. You go ahead. I’ll take Sarah off for a pint.
      「そうか。行ってくれ。僕はサラと飲んでくる」

    SH: I need your help!
      「君の助けが必要なんだ!」



    ここ吹き替えでは「一緒に来てくれ」だったけど、直訳の方がシャーロックの必死な感じが出てていいのにね。


    JW: Look, I do have one or two other things on my mind this evening.
      「見れば分かるだろ。今夜は他にやりたい事があるんだ」

    SH: Like what?  「例えばどんな?」

    JW: You are kidding? 「君はふざけてるのか?」


    ううん。シャーロックはふざけてなんかいない。大真面目に聞いてるんだよ。だってシャーロックにとって、今まで推理と仕事以上に大切な事なんて今までなかったんだもの。

    きっとシャーロックは気づいてない。
    これがジェラシーと呼ばれる感情だっていうことも。
    多分この人は、LikeとLOVEと愛着と独占欲の違いが分からない。
    自分の中にそういう感情があることも、知らないままにきてしまったのね。

    SH: What’s so important? 「何がそんなに重要なんだ?」

    JW: Sherlock - I’m right in the middle of a date. You want me to accost some killer whilst I’m trying to...
      「シャーロック。僕はデートの真っ最中なんだ。人殺しに関わるよりもやりたい事が・・・」

    SH: What? 「何だ?」

    JW: Whilst I’m trying to get off with Sarah!
       「サラと二人きりになりたいんだ!」



    あからさまにショックを受けてるシャーロック・・・。
    ホントこの人、ここまで懇切丁寧に説明されないと、他人の気持ちが理解できないんだなあ。
    んもー。シャーロック、色々と不器用すぎる。
    ・・・好きーーー!!!(結局それか)


    しかし、ジョンはともかく、サラもさー。
    シャーロックとジョンに関わったせいで、この後思いっきり命の危険に晒されたのに。
    てっきりこの事件のせいで、二人は別れると思ったのに。

    まだ付き合ってるんかい。
    サラ最強すぎる。

    別れた方が良かったのになー。
    わーかーれーれーばーいーいーのーにーなーー。

    男の冒険に女なんかいらねー。邪魔だ邪魔っ!

    おまけ。

    ☆ジョンのブログ: John Watson's Blog
    2話の事件簿【The Blind Banker】
    まーたコメント欄で、シャーロックがジョンにかまってちゃん攻撃を仕掛けてます。


    SH: John, this is appalling. It's all 'and then we ran here! And then we ran there! And it was a code!' What about the analysis, John? The analysis! How did I work it out? How did I know where to go? And as for 'All these people he involves in his adventures... '. My what? I'm sorry, obviously I did't realize I was a character in a children's story.

    「ジョン、これはひどいな。『こっちへ走った! あっちへ走った! それは暗号だった!』ばかりじゃないか。分析はどうした、ジョン? 分析は! どうやって僕が暗号を解いたのか、どうして僕にはその場所が分かったのか、ってことだ。おまけに『彼の冒険に巻き込まれる全ての人々・・・』ときてる。僕がどうしたって? 悪いが僕は、自分が児童書の登場人物だなんて考えたくもないね」

    JW: Well, you're pretty childish. So if the cap fits...
    「いや、君は子どもっぽいんだよ。その事を理解しなよ・・・」

    SH: Also, please note that sentences can also end in full stops. The exclamation mark can be overused.
    「それから、文章は終止形で終らせることができるという事も、気に留めておきたまえ。君は感嘆符を使い過ぎだ」



    この探偵、本当にめんどくせー。
    もう大好き(結論)。



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