11人もいる! ♯7

    最初から最後まで完璧な傑作回キターーーー!

    ああ、びっくりした。すごく久しぶりにドラマで驚かされた。この【してやられた】感は久しぶりな気がする。

    ご贔屓の高橋一生君のゲスト回で、すごく重要で面白い役だったのが、さらに嬉しいなあ。
    少し地軸がずれた感じの、力の抜けたコメディ芝居、いいですね~。
    エアおっぱいもみもみの時の手の動きでさえ
    (指が長くて素敵・・・)
    と思えたぜ! まかせて! 何しろ私、手フェチだから。

    当然、ヒロスエの手を握りしめて離さない時の手も
    (はう、手の甲から手首にかけての筋の浮き具合すら素敵・・・)
    って、ガン見しましたぜ、まかせて! 何を?


    これまで感想は書いてなかったんですけど、<11人もいる!>は初回から見ていました。

    (<木更津キャッツアイ>の頃からすれば、クドカン先生も随分丸くなったなー。一応お茶の間向けを意識して書くようになったんだな。)
    って、まったりと見てたんですけど。

    すみません。やっぱりこの人天才でしたーーーー!!!
    (スライディング土下座な勢いで!)


    やっぱり、クドカン先生は、どんなジャンルの話を書いても、ミステリになる人なんだよね。
    伏線の張り方がとってもフェアなの。
    この場合の【フェア】って言うのは、最後の謎解きもしくはどんでん返しの前に、真相にたどり着くために必要な情報と証拠は全て提示されていて、考えれば解けるように出来ているって意味だよ。


    以下、ドラマの内容に触れています。


    医龍ではない方の外山さんの登場シーンが、黒い傘に黒いスーツで、
    (わあ、なんだかこれって、死神の精度 (文春文庫)の死神さんみたーい)
    と思ったことからはじまり。

    独特な雰囲気。
    死者にプロポーズ。
    退路は断ちました。
    見える人と見えない人。
    渡せない名刺。
    手つかずの紅茶。
    素通り。

    ネタかと思って、ぽわんと見ていた部分が、全部伏線だった。
    何より一番びっくりしたのが。

    (あーはいはい。シックスとセックスを言い間違う定番ネタがやりたかったんですね。とりあえずセックスセックスって言ってみたいお年頃だものね。だって中学生だもん)
    としか思えなかった四郎の発言が、

    本当にシックスセンスだったーーーー!!!

    っていうのが、すごすぎて、ひっくり返りそうになった。
    ネタ感強すぎてスルーしてしまった凄い伏線。いやすごい。全くもって気づかなかった。

    という技術的な面も素晴らしかったですが。


    クドカンオリジナルドラマはどの作品もそうなんだけど。
    ヘンな人とダメな人と不器用な人はいっぱい出てくるけど、イヤな人は出てこない。
    それに、単純な善人も、単純な悪人も出てこない。
    あ、メグミやソアラは、女性視聴者から見たら最悪のビッチにしか見えないと思うけど。
    それはしょうがない。クドカン先生は致命的に若い女が書けないんだ。
    ああいう頭が良すぎてロジックで考える男の人には、気分と感情だけで動く女は、本当に分からないんだと思うよ。

    でもああいう支離滅裂な女に振り回されたいっていう、密かな破滅願望を持ってる男の人は、割といるよね。
    (※ただし美人に限る)

    見る前の私の予想では、外山君はストリッパーだったメグミに岡惚れして、通い詰めて思い詰めたあげく、あまりの報われなさに、ついうっかり刺しちゃった、とかそういうのかなと思ってたんだけど。
    全くのアクシデントだったね。

    被害者の方にも信号無視etcの落ち度があった事故。
    加害者だけに非があるとは言えない。
    むしろ、被害者が加害者を作り出してしまったという側面もある。
    だから被害者の夫は、一言も加害者を責めなかった。

    この描き方もフェアだなと思った。


    被害者になるのはいやだけど、加害者になるのはもっといやかもしれない。
    殺意なんか微塵もなくても。
    悪いタイミングが重なってしまった、不幸な事故であっても。
    自分のせいで、人を死なせてしまったら。

    償う方法なんて分からない。
    多分もうずっと笑えない。

    外山君は、一生懸命自分で自分を罰しようとして。律儀に刑期まで追加しちゃって。挙げ句の果てに死者にプロポーズしてまで責任をとろうとしてたけど。
    その心労が、彼の命を縮めてしまったのかもしれなくて、結局彼が救われるためには、それしかなかったのかもしれないけど。

    彼が死なせてしまった人の家族が、回復している姿を最後に見れて、良かったね。

    【残された遺族の回復】っていうのは、<木更津キャッツアイ>にも<流星の絆>にもあったモチーフだったけど、今回の話はそのモチーフを、イノセントな加害者の視点をもってくることで、さらに深化させたと言えるかもしれないね。

    と、相変わらずのうっとおしい深読みをしてみたりする。

    おはり。
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    Comment
    Re: >さくらもちさん
    後半になってから分かるようになったのは、ドラマではなく、私の記事でしょうか?
    基本的に、私の書くものは、萌えと深読みと妄想とネタの産物なので、話半分で読んでください。
    自分でも時々何を書いているのか分からなくなります。

    クドカンさんのご実家も被災されたという話を聞きました。
    氏は凄くシャイだから。
    <だからといって、分かりやすい泣かせドラマなんか書かねーぞ>
    という、相変わらずの毒々しさとドSっぷりを交えつつも。
    怒濤の笑いの中に、静かな救済を仕込んでいるあたりが、じたばたする程カッコいいです。
    なんかもう、あの才能はズルいですわ。
    クドカンさん
    面白い解釈ですね
    読んでいて楽しいです
    後半になって理解出来るようになりました(笑)

    クドカンさんは偉大な隣人ですね~
    隣りの市で親御さんが文具店をしています
    郷土の☆の一人です

    最終回まで目が離せませんね(^_-)-☆
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