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    1年遅れの勝手に大反省会

    早えもんだぜ、あのくりすますのきせきから、もう1年。

    私的には、ケータイセブンにおける『夏の押犬黒歴史回』を、延々と引きのばしたような、ストレスフルなドラマでしたが。

    その後の窪田正孝君のお仕事選びは大変よろしく、窪田君自身も楽しそうだったので、
    私の機嫌もすっかり治っていました。

    が、先日、過去記事の感想と、
    「『人格転移モノの基本ルール』って何ですか?」
    っていう質問がきたので、私の怒りも冷めたことだし、冷静になった1年後に記事にしてみました。

    ああ。1年前には色々考えてたのに、なんで書かなかったか思い出した。
    当時はリアルタイムで怒り過ぎてて、書こうとしたら肩が痛くなって、

    (これは大変、私の美容に悪い)

    と思って投げ出したんだったw


    あの昼ドラに違和感をもたなかった人は、読まなくていいです。長いしクドいし理屈っぽいだけですから。
    はい、私注意しましたからねー。わざわざ注意したのに、読んでからの文句は聞きませんよ。その辺はちゃんと大人の判断でよろしく。
    ていうか、そういう人が読んでも、何で私があれほどまでに脚本のヒドさに怒っていたのかなんて、理解できないと思う。それは趣味と感性の違いとしかいいようがないです。仕方ないです。感性の違う人に、自分の意見を押し付けるつもりもないんで、あれでいいと思っている人は読まなくて結構。
    つーかむしろ読むな。
    毒気にあてられて、気分悪くなるぞ。

    あと、これから本編見る予定の人も読まないように。バイアスがかかるから。うっかり友達から録画借りて見ちゃって
    (なんだこりゃ)
    と思ったら、読みにきてください(笑)。


    以下、事故前の魂と体の一致してる健ちゃんは普通に『健ちゃん』。事故後、健ちゃんに乗り移ったコウジさんを『コジ健』、本来の健ちゃんの魂を『リア健』と呼びます。


    <1、追い出された魂の行方>

    このドラマ見てて、真っ先に生じた疑問で、結局最後まではっきりしなかったこと。

    コジ健に追い出されたリア健の魂は、一体どこに行ったの? 

    普通の人格転移モノの類いだったら、リア健の魂は、

    パターンA、トコロテン方式に押し出されて、別の人に入っちゃった
    パターンB、行き場をなくして、そのあたりを幽霊みたいに漂ってるか、体を乗っ取られた時点で消滅
    パターンC、健ちゃん本体の奥底に押し込まれてて、普段は出てこない

    のどれかに、9割以上はあてはまると思うんだが、奇蹟のドラマでは、どのパターンなのか、まったく明示してくれなかったな。
    強いていえば、パターンCかもしれないんだが、Cだと、コジ健の意識がない時には代わりにリア健が出て来るとか、コジ健とリア健の2人の人格が、本体の取り合いをするとか、その手のエピソードは普通入れとくだろ。視聴者への説明として。

    人格転移モノで多分誰もが知ってる話といったら『おれがあいつで あいつがおれで』だと思いますが。
    あれは、男女の人格が入れ替わりますが(パターンA)、2人は目の前にいるので、お互いの情報をすりあわせることで、自分たちに何が起こっているかを理解していくし、そのすりあわせの過程で生じるドタバタ自体がストーリーだし、何が起きているのかの読者への説明にもなっているし、面白さのキモの部分でもあるわけです。

    で、普通の『人格転移モノ』ならやるはずのことを、奇蹟のドラマは全くやってなかった。だからもの凄く見てておさまりが悪かった。だから私は、
    (あー。多分制作サイドは、これが人格転移モノだってことすら、全く分かってないんだ)
    と判断しました。
    あまりにも必要な要素を何もやらないから、私は、
    (ひょっとして、何も説明しないこと自体が、これからの展開の伏線なの?)
    って深読みしちゃったくらいですが、単に制作者サイドが何も考えてなかっただけでした。

    東野圭吾の『秘密』も人格転移ものですが、あれは人格転移の当事者じゃなく、父親且つ夫から見た話であるということ自体が、ミステリとしてのギミックです。ミステリだから、詳細はここでは書けません。ご自分で読むなり映画かドラマを見て確認してくださいな。



    ていうかさあ、事故前の健ちゃんがどんな子だったのかの描写くらい、なんでやんないの?
    そんなのやるのは簡単だよ。
    健ママか巨乳彼女(名前忘れた)の回想シーンやって、健ママから見た健ちゃんとか、健ちゃんと彼女の甘酸っぱいエピソードを見せれば、視聴者にだって本来の健ちゃんがどんな子だったのか分かるじゃない。
    そうすれば、リア健とコジ健が全然違うんだってことも、視聴者に良く分かるし、役者側も役への理解が進んだと思うよ。それだけで1、2週間やったって良かったくらいだ。
    あの奇蹟のドラマ、後半やることなくなって、延々と同じことをループしてたんだから、それくらい入れても良かっただろ。
    本当にその場しのぎでシナリオ作ってたんだな。あきれるわ。



    <2、奇蹟のルールの説明者の不在>

    『事故後、病院から彼女の家に行って、『他者の体に入っちゃったよ』って言おうとしたら、苦しくなって倒れました。』
    というエピソード。

    で?

    なんでこれだけで、
    ”自分が、堤浩志だと告白したら死ぬ”ってことになるの?
    どうしてそれが、コジ健に分かったことになるの?
    こんなの、なんの説明にも証明にもなっとらんだろ!

    事故って昏睡状態になって、何日も寝たきりだったのが突然目覚めて、いきなりリハビリもせずに外を出歩いたりしたら、そりゃ倒れたって何の不思議もないだろ。そんなの、事故の後遺症って考える方が自然だよ、ていうか、そう考えるのが普通だよ。
    なんでそれが、”自分が、堤浩志だと告白したら死ぬ”って理解に繋がるんだよ。意味が分からん。何の電波を受信してるんだよ、この人。

    『他人の体に乗り移ること』も、『そのことがバレたら死ぬ』っていうのも、現実離れした異次元のルールですが。
    この手の人外のルールは、人間には理解できないことになってるの! 
    だって人間界のルールじゃないんだから。
    だからこの場合は、このドラマ内でのみ通用する『奇蹟のルール』(もう書いてて恥ずかしいわ)を説明してくれる
    『超越者』の存在がなくちゃいけないの!
    それは別になんだっていいんですよ。異次元の存在だったら、神様でも、天使でも、幽霊でも、ご先祖様でも、死神でも、悪魔でも。人間のルールを超越したゲームの説明者になれるものであれば、なんだって。

    例えばさあ。
    『幽遊白書』や、森絵都の『カラフル』だったら、死んだ主人公の前には、霊界案内人や天使があらわれるし。
    伊坂幸太郎の『死神の精度』だったら、語り部がそのまま『死神』じゃない。
    現実と非現実の橋渡しをする存在は必須だろ、この手の話には。

    『デスノート』が、『殺したい奴の名前を死のノートに書いたら、そいつは死ぬ』っていう、
    超絶中2病設定
    な話だったのに、あれほどまでにメジャーになったのは何故だと思う?
    それは物語の冒頭に、リュークという死神が出てきて、『デスノート』の使い方を主人公(=読者)に解説、教育、説明してくれて、

    「さて。『デスノート』はこういう使い方が出来るんだが、おまえはこれを使ってどうするよ?」
    って死神に聞かれた主人公が、
    「じゃあ僕は、悪い奴らを皆殺しにして、新世界の神になるよ!」
    って初回で宣言することで、
    『このマンガはこういうルール設定で話をすすめるから、よろしくな』っていう読者への説明を、ちゃんとやってたからだよ。

    『デスノート』の存在は非現実なトンデモであっても、その周辺の描写は、絵柄も設定もリアルだったし、
    『デスノートが本当に存在したら、世界はこうなるだろう』
    ということが、リアルに見えるように示せていたから、このマンガは面白かったんだよ(私的に面白かったのは7巻までだが)。

    ていうかさあ。
    あの昼ドラで、絶対設定しておかなくちゃならないことってこの2点だけで、ここさえ最初にきっちり決めておけば、あとはどんな展開にしたって良かったのに。それが出来てない&やんなきゃいけないことすら気づいてなかったから、予想通りにどんどん支離滅裂になってたよな。

    脚本はドラマの設計図だよ。地図だよ。土台だよ。
    それに肉付けしてドラマを作り上げるのが、監督と役者の仕事だけど。
    素材(=俳優)は凄くいいのに、土台(=脚本)がなってなかった家みたいなドラマだったよな。これ。
    どんなにいい材料を使ってたって、土台が腐ってたら、いい家が建つわけないじゃん。


    おそらく、諸悪の根源は、脚本家じゃなくて、プロデューサーだと思う。
    『ストーリーテリング』や『ドラマツルギー』に対する感受性がまるでないのに、ドラマのプロデューサーやってるなんて、そっちの方がとんだミラクルだな。
    そういう感受性があったら、あんな脚本にゴーサイン出すわけがない!

    脚本家は、恋愛ドラマの台詞ならそれなりに書ける人だったんだと思う。でも、SFとかファンタジーとかの素養はあまりなかったんだろ。ついでにミステリの素養もないから、『つじつま合わせ』も出来なかったんだ。
    そして、プロデューサーにはさらにそっち方向の知識も素養もなかったのに、そのことに対する自覚がまるでなく、脚本家の資質に合わないことを書かせようとして、大失敗したわけだよ。

    『韓●ドラマみたいな雰囲気で、若い男に年増が迫られる話にしときゃ、主婦層にウケんだろ』

    て、程度の認識だったんだろ。どうせ。
    自分が何のジャンルのドラマを作っているのか分かってないことも分かってないから、あんなのを、
    『とにかくメチャクチャせつない話で~』とか、平気で言えたんだよ。

    寝言は寝てから言え。

    ていうか、●流ドラマはもっとドラマ的にはまともだと思う。韓●ドラマ見たことないけど。

    プロデューサーは、自分には物語に対する感受性がないことを自覚したほうがいいよ。プロデューサーのメインの仕事は『金集めと人集め』なんだろうから、そっちに専念して、物語に関してはスクリプトドクターでも雇って、シナリオのチェックをしてもらうことをお勧めするよ。


    私だったら、SFとかファンタジーの領域に踏込むような話は、世界観設定をきっちり作り込まなくちゃいけないのが分かってるから、最初からそういう設定はしない。難しいから。ていうか、もの凄く頭のいい人じゃないと、SFやファンタジーを作るのは無理なんだよ。
    ただの中2病のノートの落書きになるのがオチだ。


    だからさあ、扱いきれないファンタジー設定なんか無目的に使わずに、シンプルに
    『年下男と、年上未亡人とのラブストーリー』
    でやっときゃ良かったんだよ。
    『めぞん一刻』の五代君と響子さんとか。
    『ハチミツとクローバー』の真山と理花さんとか。
    ああいうのでいいんだよ。

    「好きだー好きだー好きなんだーー。俺にあんたを守らせろーーーーー!」
    「分かった分かった。君の気持ちはもう分かったから」


    って、年下男の押しの一手に、最終的に年上女が陥落する話でいいんだよ。こんなの。
    この場合あくまで、男のほうがストーカー気味に熱烈なのがポイントな。
    だって逆だと、
    (ババア、必死だな)
    としか思えねーじゃんw


    私だったら、健ちゃんに、思いっきり無駄な恋の空回りをさせます。で、大失敗して、ナオの前で健ちゃんを泣かせます。


    健 「僕が、コウジさんの代わりに、あなたを守りたかったのに・・・」


     自分のふがいなさに、座り込んだまま泣く、健
     ナオ、そんな健の顔を覗き込むようにして、

    ナオ 「ばかね。あなたはコウジじゃないんだから、コウジになろうなんて思わなくていいのよ」

     ナオ、健の頭を、子どもをあやすように、優しく撫でる。
     健、ナオのその手首をつかみ、怒ったような、泣き出しそうな顔で言う

    健 「・・・・あんまり、子ども扱いしないでください。僕だって、男なんですから」




    つーて、そのまま、健ちゃんはナオを押し倒すのな。
    私『ヘタレ攻』は割と好きだから、彼には真っ赤になって、でも必死で頑張ってもらう方向で、頑張っていただこう。
    とにかく色々と、頑張れドーテー!(必須条件)。


    ・・・ああ、これなら恋愛ものにそんなに興味のない私でも、普通に楽しめたかもしれないな。
    健ちゃんの一人称を『僕』にして、ナオに対しては常に『敬語』にしとくと、萌えは3割増だな。


    私が真に好きなのは
    『プラトニック・ラヴ』か、『永遠の片思い』
    のどっちかなんで、個人的には大人の関係はない方がいいんですが、『昼ドラ的』には入れとかなきゃダメなんだろ? 
    だから視聴者サービス的に、えろす成分も入れてみた。

    なんだかんだで、窪田君は、もの凄いベイビーフェイスなのに、

    脱いだらとってもスゴかった☆

    て部分で、あそこまで奥様方にウケたことは確かだしな。
    予想はしてたんだけど、あそこまで変な盛り上がりを見せるとは思わなかったので、死ぬほど笑ったけどな。

    (過去ログ参照: 第4週感想   第5週感想




    あーーー。長いわ。良くここまで書いたな、我ながら。
    『ルール』のことだけでねえ。
    このドラマ、他にもダメな部分はいっぱいあった。
    (ex.登場人物の性格がどいつもこいつも悪過ぎて、誰にも感情移入できない←こっちの方がよっぽど問題じゃね?)
    だけど、ダメ出しにも限界があるw 

    ので、このへんで(十分過ぎだ)。


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    Comment
    拍手レス:11/13 01:08にコメントくださった方へ
    あの奇蹟のドラマはねえ。
    脚本以外は良かったんですよね。
    俳優と音楽と衣装は良かったと思います。はい。

    あんな、××脚本を一生懸命読み込んで、役に魂を吹き込んでいたクボタ君は偉いなあと思いました。
    でも、苦労したと思いますよ。読んでも読んでも、必要なことが、そこには何も書いてなかったんだろうし。
    だから、あの頃はいつになく彼のお肌が荒れてたんですよっ! きっとそう。
    肉体の疲れは寝れば治りますが、××な台詞を無理矢理言わなくちゃならないことの精神的疲労は寝たって治りませんからね。

    私だったら、燃やしたくなってたと思います、あんな本。
    Re: ルール
    コメントありがとうございます。

    ドラマの中身を見ていた人は、あの脚本には耐えきれず、途中で見るのを止めたんでしょう。
    私も挫折しました。あんなの無理です。窪田君のことは見たかったけれど、地球人が発しているとは思えない電波な台詞の数々と、それを真摯に口にしている窪田君を見るのが、辛過ぎました。

    で、ドラマの中身なんかどうでもよくて、好きな役者が出てればそれで満足という人だけが、後に残ったんじゃないですか?


    しかし、自分から声かけておいて、そんなことをする奴はヒドいですね。
    でも私も、このドラマを良いと思える人とは、あまりにも感性が違い過ぎて、仲良くもなれそうにないですし、気が合わなすぎるので、友達にもなれそうにありません。
    だからまあ、あまり孤独だとか思わないでくださいね。

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