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    『ガス人間第1号』舞台版感想(まとめ)

    自分でも「どれだけ書いたら気がすむんだお前は」とツッコミを入れつつも、ぐだぐだと書いてきた『ガス人間第1号』の感想(まとめ)ですが、どうにか書き終わりました。
    ぎりぎり11月中に書けたー。良かったー。

    これで12月は『から騒ぎ』のDVDで、高橋一生君の艶姿を心置きなく楽しむことが出来ます。
    【参照:彩の国シェイクスピアシリーズ NINAGAWA SHAKESPEARE VII DVD BOX

    あとは機会を見つけては、

    「テレビ放送っていつですかー?」
    「ガス人間のDVDも出しましょうよー」


    って書こうかと思っています。
    もうここまで来るとほとんど、希望というより呪いの言葉を発しているのに近いのかもしれませんね。ふふふ(怖)。
    もう自分が発しているのが言霊なんだか怨念なんだか、良く分からなくなってきました。

    で、やっぱりこの舞台は『SF』というよりはやっぱり『ファンタジー』なんだよなあと。いや、異形の人物が出て来るからファンタジーとかそういう意味じゃなくて。
    本編のプロローグでいみじくも語られていたように、『ギリシャ神話』的な外国産の古い神話的なものが、うっすらとベースにある感じのストーリーだったと思います。あと、『聖書』もなんとなく入ってたと思う。
    『古事記』は確かに違うよね。日本の神様達は愛に対してもっとおおらかだ。
    ジーザスの愛は、絶望的なまでにストイックだけど。

    あらやだ大変。

    「政治と野球と宗教の話はブログでNG」

    って、聖人自身がおっしゃってたわ。【参照:聖☆おにいさん 4 (モーニングKC)
    この件についてはこれ以上は書かないぞっ! 
    それでもひとこと言っておくと、私はどの神様にも仏様にも頼るけど、どれもこれも信じてはいない無神論者です。念のため。

    とにかく、私は『これは神話ベースの寓話だ』と解釈して、ちょっと象徴的な感じでまとめ感想を書いたので、そういうものだと思ってお読みください。


    と、いつになく前置きと言い訳が多いのは、【妄想】や【深読み】成分だけならまだしも、【リリカル成分】まで大増量になったので、なんだか恥ずかしくなってきたからです。
    『何を今更』とか言わないでっ。そんなの自分が一番良く知ってるからっ。

    私は馬鹿なことを書くのは恥ずかしくないんです。むしろ、そういうのは書きたい。そして読んだ人が、モニターの前で脱力してればいいと思ってる(何その芸人体質)。
    でも、感傷的なことを書くのはなんか恥ずかしいのです。でもまあ最後なので、恥を忍んで書いておきます。もう最近記憶力が落ちてきてるんで、書いておかないと凄い勢いで忘れちゃうからね。

    そういうわけで、ようやく本題っ。
    色々と気恥ずかしいのでたたんでおきます。



    < Holy Mother forgives the fanatic believer.>


    橋本の千代に対する想いは、『恋』とか『妄執』というよりも、『崇拝』というのが一番近しいように思った。
    彼はただひたすら、何かを彼女に赦してもらいたがっているように見えた。

    始まりは確かに恋だったのかもしれない。
    ただ無邪気に笑いあっていられた頃は、その想いはもっと甘やかなものだったはず。

    でも、人としてのアイデンティティを奪われて、だんだん失われていく体を抱えて、光も希望も見えない暗闇の中で、確かなものは彼女への想いしか残ってなくて。
    自分自身が放つ、彼女への情熱に縋ることしか出来なくて。
    その想いが純化して結晶化して、彼女だけが生きる全てになる。

    だから彼は、彼女の存在を否定する人間のことも、彼女の歌を邪魔する人間のことも許せなくって、殺してしまう。
    その死体を積み重ねて供物にして、その遺品を捧げるために、彼女のもとへと通い続ける。

    自分のやっていることは、どこかが間違っていることに彼も気づいている。
    でも、もう、どうしようもなくなっている。

    彼が一番おそれていたのは、彼女に拒否されてしまうこと。

     恋しすぎて、焦がれすぎて、眩しすぎて、触れることすらためらわれて。
     彼女の顔が見たくて、声が聞きたくて、笑って欲しくて、歌って欲しくて。
     どうしたら彼女のそばにいることができるのか、必死で考えて考えて。
     そして彼は、彼女を守ることに決めたのだ。
     彼女の役に立つことが出来れば、それが出来れば、彼女のそばにいても許されると思ったから。
     昔は醜く太っていて、今では人間ですらなくなってしまった自分が、美しい彼女のそばにいるためには、そうするしかないと思い込んでしまったから。

    彼は、自分を取り巻く煙が、自分と彼女を隔てる壁のように思っていたのかもしれない。
    でも本当は、そんなことは関係なかった。

    彼は、死者を供物として彼女に捧げるようなことなんかしなくたってよかった。
    そんなことで彼女への想いを証明しようなんて、思わなくたってよかった。
    彼はただ、彼女の前に跪いて、頭を垂れて、祈りの言葉を唱えればよかったのだ。

    「僕のことを赦してください。今は人ですらなくなってしまった自分だけれど、こんな僕を赦してください。あなたのそばにいたいんです。あなたの声を聞いていたいんです」

    そして彼女に一言「いいよ」って言ってもらえば良かった。
    本当はただそれだけのことだった。

    すれ違いを重ねて、遠回りをして、ようやくゼロになった二人の距離。
    それは、互いに手を伸ばして、触れ合った瞬間に消えてしまう熱情。

    彼女は最後にすべてを包み込んで。
    彼の想いも彼の罪も、それを許した自分の罪もみんな抱きしめて。
    彼を赦して、彼を救って、すべてを燃やし尽くして浄化してくれたのだから。
    それはとても幸せなことだったのだろう。

    だからきっとこれは悲恋でも悲劇でもなくて、救済のおはなし。
    不幸な宿命を背負ってしまった青年の、祈りと救いの物語。

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    Comment
    同意コメントありがとうございます
    > 私だったら自分のために殺人を犯した人に「俺にはもうあなたしかいないんだ」って
    > 言われたら、怖くて逃げてしまうと思います。

    あー。そういえば彼って、シリアルキラーなんですよね。何だか私、その手の話を良く読んだりしているせいか(どんだけ殺伐とした読書傾向なんだ)、ほとんどそういうこと思わなくって、
    (ああやっぱりわたしって、女らしさ成分がないんだー。)
    と改めて思いました。

    なんか私は、彼のあまりの、のらねこオーラっぷりに、
    「ちょっとあなた、うちにいらっしゃい。ご飯食べさせてあげるわ。カレーと鍋どっちがいい?」(失敗せずに量が作れる代表料理)

    って言って、家に連れ帰りたくなってました。なんか色々と母性も間違っているのかもしれません。


    > ところで明日「から騒ぎ」のDVD発売ですよね!
    > 私は舞台見ていないので、DVDで見るのが楽しみです(*^_^*)

    届きましたか? 見られましたか?
    私は、今日帰ってきたら不在通知が入ってました。明日までお預けです。
    『から騒ぎ』は面白いですよ。ビアトリスが超可愛いですよ。堪能してください。

    No title
    美夜さん、お邪魔します♪
    千代に対する想いが「崇拝」っていうのはすごくよくわかります!
    うん、うん!始まりは普通の恋だったかもしれないけど
    もはや信仰であり、救済の話である・・・・というのも納得できます。
    千代さん、なんと深い愛の持ち主なんだろうって思います。
    私だったら自分のために殺人を犯した人に「俺にはもうあなしかいないんだ」って
    言われたら、怖くて逃げてしまうと思います。
    ところで明日「から騒ぎ」のDVD発売ですよね!
    私は舞台見ていないので、DVDで見るのが楽しみです(*^_^*)
    拍手レス:12/01 15:59にコメントくださった方へ
    同意コメントありがとうございます。
    実は、この記事ってまとめ扱いなんですけど、本当は初見直後に書いておいたものがもとになってます。

    (これは確かに愛の話だけど、どう見ても男女のそれじゃなくて、『神への愛』の話だよねえ。これは恋愛じゃなくて信仰でしょ)
    とは思っていたのですが、

    『千代は聖母で、橋本は信徒で、だから死体は供物』

    なんていきなり書いても、分かってもらえない上に、絶対電波だと思われるなあと。
    「いや、確かに電波は電波なんですけど、そっち方向じゃないんです!」
    なんて言い訳したら、余計誤解を招きそうだと思って、後回しにしました。
    この記事でもいいわけはしてるんですけど、本当はアップしようかどうかも迷ってました。でももったいないから書いちゃいました。

    『感想が同じ』と言ってもらえたので、調子に乗ってさらに書くと、

    「千代はただ歌っているだけなら実存がないから聖母でいられたけど、橋本に『抱きしめて』と言った瞬間に受肉しちゃったから、だから天に帰らなくちゃならなくなったのね」

    くらいのことまで考えてましたが、ここまで書くと、一体何の話をしているのか、ますます訳が分からない感じになっちゃうので、本記事では一応自粛しました。

    この舞台って、どの立場で見るかで見え方が変わるので、感想書いてて面白かったです。
    (さあ、この視点で見ると、どこまで書けるかな、私?)みたいな。

    宇宙戦艦は良く知らないのですが、銀河鉄道の方は再放送を見てたので分かります。
    なので、私も(うわー。リアルメーテルがいるよー)と思いながら、千代さんのことを見てました。

    某特撮レビューも見ててくれたんですね。私が今のブログに引っ越しする前ですね。ありがとうございます。
    コメントありがとうございます。
    いやーもう。自分でもあきれるくらい暑苦しいし、深読みし過ぎてます。
    やっぱり、オタクにとっては、深読みも妄想も、最大の脳の快楽なんだなあと、つくづく思い知らされました。でも自分的には楽しかったです。
    それから、素敵情報もありがとうございますっ! 
    ああ良かった。ちゃんと予定は入ってるんだ。絶対撮り逃さないようにしないと。
    放送はNHKなんですね。では、放送までのんびりと待っていようと思います。
    インタビューとか対談とか、サービスでやらないかなあ。やって欲しいなあ。
    作家様と主役二人で、特撮談義とか。
    ディープすぎて視聴者ドン引きみたいなやつがいいですねえ。マニアックで(えー?)
    No title
    全部読ませていただきました。
    熱く語っていらっしゃいますね~すばらしいです!
    そして深ーーくて面白い。
    NHKで来年2月以降に放送する予定だそうですよ。
    問い合わせした際のお答えなので、信じて待ちましょう。
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