■西洋骨董洋菓子店 全4巻 よしながふみ 新書館


     ドラマになったのは知っていたのですが、タッキーにもキッペーにもフジッキーにも興味がなかったので、手にも取らずにスルーしていました。

    (どーせイケメンが出てるってだけで、中身のないマンガだろ)なんて思っていてごめんなさい。

     読んでみたらあまりにも面白くて、今せっせと作家買いしてます。遅すぎ。

     この年になって、ビブロスコミックを買う羽目になるとは思いませんでしたが、少女マンガからボーイズラブ(以下BL)まで、本当にハズレのない作家さんです。

    よしなが作品のお薦め点を上げると。

    ・思わず声を上げて笑ってしまうほど、ギャグが冴えてる。

    ・のだけれど、心理描写が秀逸。まあ、お笑いの描ける人はシリアス描かせたって上手いんだけどね。

    ・伏線の張り方が上手すぎる。上質のミステリを読んだ時みたいな快感。

    ・短編を書かせても、オチにひねりが利いている。

    『西洋~』はBLではないので(魔性のゲイは出てくるけど)、初心者にはお勧めです。

     私が特に好きなエピソードは、2巻で小野さんがちいちゃんの前で魔性のゲイに変貌するシーンと(笑い死ぬかと思った)、3巻の巨乳女子アナがらみの回。非常に笑えるんだけど、それぞれのキャラの仕事に対する真摯さが出ていて、(うーん、これは思ったよりも深いマンガかもしれない)と思いました。

    BL系だったら、

    『1限目はやる気の民法』シリーズの藤堂弟×伊藤先生が一番萌えだったなあ(カップリング話になってる…)。

    オチで(やられた)と思ったのは、

    『それを言ったらおしまいよ』太田出版 所収『私の永遠の恋人』と『ピアニスト』

    『本当に、やさしい。』ビブロス 表題作



    どれもBLですが、話はフツーに面白いので、そういうのが平気な人は是非。

     ちなみに私は腐女子であることを否定はしませんが、BLを積極的に読みふけるタイプの人間でもなく、なんていうか、男と女が惚れた腫れたでぐだぐだしてるような話を見るくらいなら、精神的ホモ一歩手前(←ここがポイント)くらいの友情ものの方がよっぽどいいわ、と思ってるような人間です。

     だから、BL系の話を読むときも、『受』が女っぽいのは嫌なんですよ。だったら普通に女でいいだろ、と思うので。例え『受』であっても、男のプライドは保ちつつ羞恥心に喘いでいて欲しいなあって、何を私は自分の萌えについて語っているんだか。

     なにしろ、やおいを理解できるようになったのが、二十歳過ぎてからだったからなあ。やはり、流行病には早くかかっておかないと、しつこく尾を引くというのは本当ですね。


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