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    その装丁にも◎

    夜は短し歩けよ乙女 夜は短し歩けよ乙女
    森見 登美彦 (2006/11/29)
    角川書店

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    本屋大賞第二位。そして気づいたら山本周五郎賞も取ってました。
    前者はともかく、後者は「えー? なんかその賞とはそぐわない感じ」と思いましたが。
    デビュー作の太陽の塔 / 森見 登美彦が『ファンタジーノベル大賞』っていうのも『?』でしたが。だって自意識過剰なインテリ青年(多分童貞)の繰り言がひたすら続く話で、全然ファンタジックじゃなかったんだもの。最後の方がちょっとだけファンタジックでしたが、なぜこれをファンタジーノベル大賞に応募したのか、そして審査員も良くこれに賞をやったものだと思いました。面白かったけど。

    で、『夜は短し~』ですが。
    『太陽の塔』よりもファンタスティックで、ストーカー度はやや低めで、主人公の空回りっぷりが楽しく、果てしなく無駄に思えた努力が意外にも最後には報われたりするので、読後感もよろしゅうございました。

    『京都』の微妙なパラレル空間設定とか、主役の背後で有象無象の輩がうごぐご蠢いている様子とか、ヒロインの素っ頓狂振りに、高橋留美子ワールドの香りを感じました。
    この世代の男性クリエイター(文系オタク)って、かなりの割合で、高橋留美子の呪いがかかってるよね。
    そんなに君らは、ラムちゃんが好きか、響子さんが好きか、ん?
    私は彼女らの空気読めなさとか、ヒステリックなところとか、男を振り回すところが嫌いだったし、そういうのを良しとする男どもも嫌いだったんだけど、最近は年とって丸くなってきたせいか、どうしてそういう女性が魅力的に見えるのか理屈では分かるようになってきたので、『男って馬鹿だね』で流せるようになりました。

    恋愛ものはイライラするから嫌いなんだけど、これは、なんちゃって擬古文で書かれた、笑えるラブコメでした。天然系ヒロインの『黒髪の乙女』は、『計算してない天然なんていません!』とムカつきそうな設定なのに、ムカつかなかったので、すいすいっと読めました。ラストは心がほっこりしました。そしてやっぱり私は、オタク青年の、間違った方向にピュアな純情が好きな模様です。
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