うーーーん。これは凄い。
ラストのスタッフロールを見ながら、『なんだか拍手したいぞ。したくてたまらないぞ。映像版なのに』と思っていたのですが、客電がついたら場内に拍手が起こりました。
そうだよね。したくなるよね。ホントに物凄い物語の圧力と熱量だったもん。
これ、生で見てたら、号泣しながらスタンディングオベーションしてたと思うよ。うん。
休憩入れて約3時間半。相変わらずの長丁場だったけれど、アオドクロの時には感じてしまった『冗長さ』を、この物語には感じませんでした。
音楽の力ってこんなに凄いんだ。上手い脚本家と上手い演出家と上手い役者が揃ったら、これだけの物が出来るんだ。
久々に創作物を見て、五感が開いた感じがしました。
以下、役者語り。
☆中川晃教
天才児のことを英語で『gifted child』と言いますが、舞台のこの人を見ていたら、神から贈られた(gifted)歌声っていうのは、まさにこういうのを言うんだろうなあと思いました。
そうでないと、この舞台そのものが成立しないんだけど。
出るべくして世の中に出てきた人。
透明感があって繊細。
だけどタフ。
引きの映像で見ると、女の子と見まがうほどに華奢な容姿をしているのに、あれだけの曲数を歌って動いて、まったく音程が外れないどころか、後半になるほど迫力が増していくんだもの。凄かったわ。って、凄い凄いってそればっかりだな、私。
☆上川隆也
テレビで見ているときはそんなに魅力を感じたことがなくて、『なんかもっさりしてない?』って思ってて、人気がある理由もいまいち把握してなかったのですが。
やっぱりこの人は舞台の人なのですね。
板の上での迫力と説得力が尋常じゃなかった。
演技も殺陣も出来る上に、歌まで歌えやがるのか。恐ろしい男だ。
どこかの対談で後輩から『アンドロイド』呼ばわりされていた理由が理解できましたよ。だって、全てに隙がなかったもん。
☆高橋由美子
この人も、上川さん並みのアンドロイドっぷりでした。
舞台を見に行くようになってから、何度かこの人の演技も拝見しているのですが、この人はセリフも歌も動きもほとんどミスらない。
アイドルデビュー時を覚えているものとしては、ただのカワイコちゃんかと思っていたら、知らないうちにとんでもない化け物になっておったなあ。という印象。
☆江守徹
なんだか江守徹みたいな人がいる、と思ったら本人だったのでびっくりしました。だって、新感線の舞台に出るなんて思わなかったんだもん。ぶっちゃけこの人は音痴なのですが、音痴なのに不快な感じがしないのは、音程を超越した、声の厚みの説得力による物なんでしょうねえ。
☆大塚ちひろ
うおっ。誰ですか、この若くてかわいい上に歌まで上手い女の子は。
と思ったのがこの人。
出自が良く分からないのですが、将来有望そうな人ですねえ。